介護士なら知っておきたい基本
介護士なら知っておきたい基本の記事一覧-
介護記録の重要性とは
適切な内容の介護記録を書くためにはその重要性を理解している必要があります。介護記録は介護サービスを利用者に提供した証明であり、介護の質向上につなげるためのものです。介護記録にはいくつかの種類があり、それぞれの内容を基に目標達成に向けた取り組みが行われます。介護記録を残す理由は主に3つで、「チーム間の情報共有のため」「根拠に基づいた意図的な介護の実施のため」「提供したサービスの証拠を残すため」です。
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介護サービスが適切かどうかの証拠になる
事業所では介護保険法に基づいて様々な介護サービスが提供されています。介護記録はその内容が適切かどうかの証拠になるため、必ず残さなければなりません。仮に介護記録がない、あるいは不正が疑われる場合には、事業所の取り消し処分が下される可能性もあります。また、介護記録は事業所運営におけるコンプライアンスで重要となる、法律を守り利用者の尊厳や介護の質を保持する姿勢を示すことができます。介護記録の内容を基に第三者の評価を受け、事業の透明性を維持します。
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まずは基本をおさらい
介護記録は「5W1H」を基本に書いていきましょう。曖昧な表現は避け、細かい時間帯を記します。憶測や感情に偏らず、あくまで客観的事実を記すようにしてください。大切なのは、誰が読んでも当時のシチュエーションをイメージできるように書くことです。介護記録は介護士以外のスタッフや利用者のご家族も読むので、専門用語や略語は避けましょう。積極的に専門用語を活用している職場もありますが、その場合は説明を求められた際にスムーズに説明できるようにしておく必要があります。
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